インターネット脅威マンスリーレポートを発表(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2024.05.07(火)

インターネット脅威マンスリーレポートを発表(トレンドマイクロ)

 トレンドマイクロ株式会社は8月5日、2008年7月のインターネット脅威マンスリーレポートを発表した。発表によると、2008年7月の不正プログラム感染被害の総報告数は6,368件で、6月の4,232件から増加した。同社では7月17日にSQLインジェクションによるWebサイト改竄を警

製品・サービス・業界動向 業界動向
 トレンドマイクロ株式会社は8月5日、2008年7月のインターネット脅威マンスリーレポートを発表した。発表によると、2008年7月の不正プログラム感染被害の総報告数は6,368件で、6月の4,232件から増加した。同社では7月17日にSQLインジェクションによるWebサイト改竄を警告している。全世界で最大21万ページ、国内で約1万ページが「TROJ_ASPROX」という不正プログラムによって改竄された疑いがあり、改竄されたWebサイトを閲覧した場合に別の不正プログラムに感染する危険があった。感染報告ランキング6位の「JS_IFRAME」は、不正なWebサイトへのリダイレクトを目的としており、今回の攻撃でも使われている。

 7月末時点でもリダイレクト先から個人情報を盗み取る偽セキュリティソフトが配布され続けており、感染を避けるためには不正なWebサイトへのアクセスをブロックする機能の利用が有効としている。また、企業のシステム管理者においては、休暇前に自社のWebアプリケーションの脆弱性のチェック、修正を今一度見直してみることを勧めている。7月の不正プログラム感染被害報告数ランキングは、1位がトロイの木馬である「TROJ_CABAT」(163件)、2位がトロイの木馬である「TROJ_GAMETHIEF」(156件)、3位が「MAL_OTORUN1」(141件)となっている。

http://www.trendmicro.co.jp

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  5. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  6. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  7. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  8. 「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

    「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

  9. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  10. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

ランキングをもっと見る