セキュリティ研究者がAppleのサンドボックスから脱獄〜Appleは取り合わず(The Register) | ScanNetSecurity
2024.05.07(火)

セキュリティ研究者がAppleのサンドボックスから脱獄〜Appleは取り合わず(The Register)

先週、著名なセキュリティ研究者Charlie MillerがAppleの開発者プログラムから追放されたことで端的に示された、同社とセキュリティ研究者の間の厄介な関係がまたしても、この問題に関するCoreとAppleとのやりとりのタイムラインに現れている。

国際 TheRegister
研究者たちが、Appleの使用するサンドボックス・セキュリティ・メカニズムに脆弱性を発見したと主張している。

このサンドボックスはMac OS Xのカーネルに組み込まれたもので、アプリケーションの規制を行うよう設計されており、たとえば、ネットワークにアクセスする理由のないコードは、企業LANもしくはインターネットにアクセスすることができない。この規制は、たとえコードにバグが含まれていた場合に、ハッカーがその脆弱性を悪用して何かしようとしても、手詰まりになってしまうことを意味している。

App Storeを通じて公開されるアプリケーションはすべて、2012年3月の開始時までに「サンドボックスを実装しなければならない。」

しかし、少なくともCore Securityによれば、このサンドボックスには欠陥がある。Coreによると、サンドボックス化されたアプリケーションにより直接生成されたプロセスはブロックされるが、間接的に生成されたプロセスは許可されるそうで、Coreはその懸念を示すための無害なPOCコードを含む報告を発表している…

※本記事は有料版に全文を掲載します

© The Register.


(翻訳:中野恵美子
略歴:翻訳者・ライター

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  5. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  6. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  7. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  8. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  9. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

  10. 「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

    「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

ランキングをもっと見る