「MS12-027:CVE-2011-3544」の脆弱性を悪用する標的型攻撃を確認(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.07.04(土)

「MS12-027:CVE-2011-3544」の脆弱性を悪用する標的型攻撃を確認(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、マイクロソフトのセキュリティ情報「MS12-027」に含まれる脆弱性「CVE-2011-3544」を利用する不正なリッチテキストファイル(拡張子:RTF)が世界各地で流布していることを確認した。

脆弱性と脅威 脅威動向
トレンドマイクロ株式会社は4月18日、マイクロソフトのセキュリティ情報「MS12-027」に含まれる脆弱性「CVE-2011-3544」を利用する不正なリッチテキストファイル(拡張子:RTF)が世界各地で流布していることを確認したとブログで発表した。この脆弱性は、Microsoft OfficeやVisual FoxPro、Commerce Server、BizTalk Server、Microsoft SQL Serverといった多数の同社製品が影響を受ける。同社が確認した、不正なRTFファイルが添付されたメールは、親チベット感情に関する内容が含まれており、過去に標的となったチベットの市民NGOに送信されていた。

「Inside Information.doc」という添付ファイルには、実行ファイルおよび Wordファイル(拡張子DOC)が埋め込まれており、これら2つのファイルは暗号化されていた。Wordファイルは、「TROJ_MDROP.GDL」による不正活動を隠ぺいするために利用される無害なファイル。一方、実行ファイルは、トレンドマイクロの製品では「TSPY_GEDDEL.EVL」として検出され、「fxsst.dll」を作成しインストールする。さらに、キー入力やパスワード、システム情報、Webカメラで記録した映像などを盗み出す「HUPIGON」ファミリに誘導する。今回の事例から、こうした一連の標的型攻撃を仕掛ける攻撃者は非常に執拗で、目的達成のためにツールを更新することに無駄がないとしており、パッチの適用やセキュリティ対策の導入を呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 日経225構成企業の217社で情報漏えいを確認

    日経225構成企業の217社で情報漏えいを確認

  2. セキュリティインシデント体験ツール「ZANSIN」の構築方法について解説

    セキュリティインシデント体験ツール「ZANSIN」の構築方法について解説

  3. サイバー犯罪者が犯行現場に残した「セルフィー」1,500 万枚を LLM 分析

    サイバー犯罪者が犯行現場に残した「セルフィー」1,500 万枚を LLM 分析

  4. 2りんかんイエローハットに不正アクセス、310万名分の個人情報が漏えい

    2りんかんイエローハットに不正アクセス、310万名分の個人情報が漏えい

  5. 保護者連絡アプリ「ミマモルメ」で個人情報を誤配信、教頭 データ誤認

    保護者連絡アプリ「ミマモルメ」で個人情報を誤配信、教頭 データ誤認

ランキングをもっと見る
PageTop