RARアーカイブを感染させるワームを確認、解凍時には注意を(Dr.WEB) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

RARアーカイブを感染させるワームを確認、解凍時には注意を(Dr.WEB)

Dr.WEBは、RARアーカイブを感染させるワーム「Win32.HLLW.Autoruner.64548」について警告を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は5月15日、RARアーカイブを感染させるワーム「Win32.HLLW.Autoruner.64548」について警告を発表した。他の多くのワームと同様の方法によって拡散するこのワームは、まずディスク上に自身のコピーを作成し、autorun.infファイルをルートディレクトリに置くことで、デバイスがコンピュータに接続されると同時にワームが起動されるようにする。

感染したコンピューター上で起動されるとディスク内のRARアーカイブを探し、特定のexeファイルを自身と置き換える。これによりアーカイブが破損してしまう場合もある。また、ペイロードモジュールのボディには「Win32.HLLW.Autoruner.64548」が「mssys.dll」としてWindowsフォルダ内に保存する実行ファイルが含まれている。この悪意のあるプログラムはライブラリファイルをレジストリ内に登録し、ペイロードコードを自身のプロセスのコピー内に挿入。次にリモートサーバに接続し、実行ファイルをダウンロード・実行するためのコマンドを待つ。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

ランキングをもっと見る
PageTop