Scan漫画化計画 メイキングその3 「編集長不在に」
瀬尾先生のアイデアを大幅に取り入れて、最終的に下記のようなストーリーに完全改稿されました。
おしらせ
編集部からのおしらせ
しかし、ライトノベルも含めると小説を4冊も出版しているミステリー作家一田和樹先生に執筆いただいた原作は、今回の趣旨から考えて長すぎるため却下、瀬尾先生のアイデアを大幅に取り入れて、最終的に下記のようなストーリーに完全改稿されました。
工藤伸治のセキュリティ事件簿外伝「新米セキュリティ担当紺野さん」
●登場人物
・工藤
ちょっと強面。初期バージョンに戻す。
・部長 山脇パスカル
40代半ば。身長176センチ。恰幅よくて人のよさそうな中尾彬。眼鏡。システムはわかっているが、セキュリティは女性にまかせっぱなし
・システム部員女性 紺野ぴえと
20代半ば。身長160センチ。真面目そう。若い子。セキュリティ担当。勉強熱心で工藤を呼ぶ
(ミッドタウンのビルを背景にナレーション)オレの名前は工藤伸治、腕利きのセキュリティコンサルタントだ。ある会社から仕事の依頼が来た
六本木ミッドタウンのビルの一室。部長、部員、工藤が会議室にいる。打ち合わせ中(できれば工藤以外には「システム部長山脇」「部員紺野」とキャプションが出る)
工藤、憮然とした表情。山脇と紺野、困った顔。
山脇「せっかくご足労いただきましたが、当社のセキュリティは万全です。なにしろ定期的に調査と監査を受けています。100%安全です。完璧です。ねっ、紺野くん」
紺野「ちょっと待って下さい部長、せっかく工藤さんをお呼びしたんですから」暗い表情
そのとき部長のノートPCにメール着信表示
山脇「おや? 社長から何かエクセルファイルが来たぞ、なになに、来年の人事計画だって?」
部長、開けようとする。工藤、見栄を切って止め、ノートPCの画面を見る。
工藤「ちょっと待ったあ」
(以下略)
この原作で、ラフ案を作ることになります。
残念ですが、ScanNetSecurity編集長の上野宣は登場しないことになりました。物語の多い男であるため、工藤伸治と絡ませて、なおかつ3ページに収めるのは困難と判断したためです。全国の上野ファンの皆さん、今回はすみませんでした。
Scanの想定読者となる、エンタープライズ企業の、情報システム部門の部長と実務責任者を主な登場人物として、シンプルな物語に変えたのでした。
《ScanNetSecurity》