ひとりの相談が不正アプリ流通を止めたケースも--7月度ウイルス届出状況(IPA)
IPAは、2012年7月度の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」を発表した。また今月の呼びかけとして、「コンピュータウイルスや不正アクセスの届出にご協力ください!」を挙げている。
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7月のコンピュータウイルス届出状況では、ウイルス検出数は25,487個と、6月の21,990万個から15.9%の増加となった。届出件数は877件となり、6月の958件から8.5%減少している。コンピュータ不正アクセス届出状況では、7月の不正アクセス届出件数は19件で、そのうち18件に何らかの被害があった。相談件数は54件で、このうち26件が何らかの被害に遭っている。被害届出の内訳は、侵入8件、なりすまし4件、不正プログラム埋め込み3件、DoS攻撃2件、その他1件であった。ウイルス・不正アクセス関連相談総件数は921件で、このうち「ワンクリック不正請求」に関する相談が216件(6月は319件)、「偽セキュリティソフト」に関する相談が23件(6月は10件)、Winnyに関連する相談が4件(6月は3件)、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が3件(6月は1件)などとなっている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》