米GoogleがSafariのユーザーの閲覧履歴を追跡していた問題で和解(FTC) | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

米GoogleがSafariのユーザーの閲覧履歴を追跡していた問題で和解(FTC)

 米連邦取引委員会(FTC)は9日(現地時間)、米GoogleがアップルのブラウザSafariのセキュリティ設定を迂回してユーザーの閲覧履歴を追跡していた問題で、GoogleはFTCとの和解に合意し、制裁金2250万ドルを支払うと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
米連邦取引委員会の発表したリリース
米連邦取引委員会の発表したリリース 全 2 枚 拡大写真
 米連邦取引委員会(FTC)は9日(現地時間)、米GoogleがアップルのブラウザSafariのセキュリティ設定を迂回してユーザーの閲覧履歴を追跡していた問題で、GoogleはFTCとの和解に合意し、制裁金2250万ドルを支払うと発表した。

 この問題は今年2月に報じられたもので、これをきっかけにインターネット上のセキュリティについて大きな議論が巻き起こった。米大統領が関連した声明を発表するなど、米国では社会問題といえるほどの問題に発展した。

 GoogleはSafariのセキュリティ設定を迂回してユーザー情報を収集していたことが明らかとなったが、この問題をきっかけに、多くの企業が同様の行為を日常的に行なっていたことが明らかとなった。また、こういった問題がありながら、ほとんどのブラウザは有効な対策をとっていなかったことも明らかとなった。

 現在ではGoogleを含めほとんどの企業がこうした追跡行為をしないことを発表しているほか、ブラウザ側もDNT(Do Not Track)機能を搭載するなど対策が進んでいる。

Google、Safariの追跡問題で2250万ドルの制裁金支払い

《山田 正昭@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

    木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

  2. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

  3. 感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

    感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

  4. 新報国マテリアルにランサムウェア攻撃、ファイルの一部暗号化とバックアップデータ等の一部削除を確認

    新報国マテリアルにランサムウェア攻撃、ファイルの一部暗号化とバックアップデータ等の一部削除を確認

  5. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

ランキングをもっと見る
PageTop