「HP Virtual SAN appliance」にコマンドインジェクションの脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Hewlett Packardが提供する「HP Virtual SAN appliance」にコマンドインジェクションの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「HP Virtual SAN appliance バージョン 9.5」には、コマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2012-2986)が存在する。この脆弱性が悪用されると、認証可能な第三者によって任意のコマンドを実行される可能性がある。なお、「Vulnerability Note VU#441363」によると、pingコマンドには4つのパラメータがあり、ひとつのパラメータに対してのみ修正が行われている。他の3つのパラメータに対してコマンドインジェクションが依然として可能だという。現在、対策は公開されておらず、JVNでは対策が公開されるまでの間、アクセスを制限することで本脆弱性の影響を軽減することが可能としている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》