脆弱性攻撃、クライムウェア、Androidマルウェアが活発--上半期レポート(エフセキュア)
エフセキュア・コーポレーションは、2012年上半期における脅威を分析したレポート「Threat Report H1 2012」を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
脆弱性攻撃では、Javaの脆弱性を悪用してMac OS Xで動くマシンを乗っ取るトロイの木馬「Flashback」も特徴的としている。クライムウェアでは、銀行関連のトロイの木馬である「Zeus」から派生したマルウェアが依然として増殖を続けている。モバイル分野では、Androidが大部分の脅威のプラットフォームになっており、2012年第2四半期だけでも悪意あるファイルサンプルの検出が65%増加し、新たに19種類のマルウェアファミリーが特定されている。また今年は、ドライブバイAndroidマルウェアが初めて現れるとともに、Twitterがボットのコントロール・メカニズムとして利用されるようになった。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》