2011年の情報漏えい件数は1,551件、1件の想定損害賠償額は1億2,810万円(JNSA) | ScanNetSecurity
2024.05.03(金)

2011年の情報漏えい件数は1,551件、1件の想定損害賠償額は1億2,810万円(JNSA)

JNSAは、「2011年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書~個人情報漏えい編~」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
NPO法人 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は9月20日、「2011年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書~個人情報漏えい編~」を公開した。本報告書は、2011年上半期に新聞やインターネットニュースなどで報道された個人情報漏えいインシデントの情報を集計、漏えいした組織の業種、漏えい人数、漏えい原因、漏えい経路などの情報の分類、JOモデル(JNSA Damage Operation Model for Individual Information Leak)を用いた想定損害賠償額などを分析した結果をまとめたもの。

報告書によると、2011年の個人情報漏えいインシデントの漏えい人数は628万4,363名、インシデント件数は1,551件、想定損害賠償総額は1,899億7,379万円であった。これより算出される1件あたりの漏えい人数は4,238名、1件あたりの平均想定損害賠償額は1億2,810万円、1人あたりの平均想定損害賠償額は48,533円となっている。業種別では「公務」(33.3%)、「金融業・保険業」(23.4%)、「教育・学習支援業」(13.9%)が上位を占め、原因は「誤操作」(34.8%)と「管理ミス」(32.0%)が大きな割合を占めた。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  4. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  5. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  6. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  7. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  8. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  9. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  10. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

ランキングをもっと見る