「BIND 9.x」にDoS攻撃を受ける脆弱性、パッチ適用を強く推奨(JPRS)
JPRSは、「BIND 9.xの脆弱性(サービス停止)について」を発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「9.6系列:9.6-ESV~9.6-ESV-R7-P3」「9.7系列:9.7.0~9.7.6-P3」「9.8系列:9.8.0~9.8.3-P3」「9.9系列:9.9.0~9.9.1-P3」、また9.2以降のすべてのバージョンのBIND 9には、リソースレコード(RR)の取り扱いに不具合があり、特定のRDATAの組み合わせが読み込まれた場合、以降の関連するRRの問い合わせにより、namedがロックアップする(無応答になる)障害が発生する(CVE-2012-5166)。JPRSでは、本脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.9.1-P4、9.8.3-P4、9.7.6-P4、9.6-ESV-R7-P4)、または新リリース(BIND 9.9.2、9.8.4、9.7.7、9.6-ESV-R8)への更新、あるいは各ディストリビューションベンダからリリースされるパッチの適用を、速やかに実施するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》