脆弱性件数は増加傾向、特にスマートフォン関連が急増--IPA四半期レポート(IPA/ISEC)
IPA/ISECは、2012年第3四半期における「ソフトウェア等の脆弱性関連情報に関する届出状況」を発表した。
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ソフトウェア製品の脆弱性の届出に関して、JPCERT/CCが調整を行い、製品開発者が修正を完了し、2012年第3四半期にJVNで対策情報を公表したものは28件(累計667件)。Webサイトの脆弱性関連情報の届出に関して、IPAがWebサイト運営者に通知を行い、2012年第3四半期に修正を完了したものは171件(累計4,436件)であった。過去1年間における脆弱性対策情報をJVNで公表したソフトウェア製品のうち、スマートフォン関連製品の脆弱性対策情報の公表は、2011年第4四半期から2012年第2四半期までは微増しつつも15%以下程度であったが、2012年第3四半期は54%(15件)となり、前半期と比較してスマートフォン関連製品の割合が急増している。公表した15件のうち5件は、製品開発者による自社製品の届出であった。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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