「Internet Explorer」に任意のコードが実行される脆弱性、攻撃も観測(JVN) | ScanNetSecurity
2025.12.06(土)

「Internet Explorer」に任意のコードが実行される脆弱性、攻撃も観測(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、Microsoftが提供するWebブラウザ「Internet Explorer」に解放済みメモリ使用(use-after-free)の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月31日、Microsoftが提供するWebブラウザである「Internet Explorer」に解放済みメモリ使用(use-after-free)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Microsoftによると、本脆弱性を使用した攻撃が観測されているという。

「Internet Explorer 6」「Internet Explorer 7」「Internet Explorer 8」のmshtml CDwnBindInfoオブジェクトには、解放済みメモリ使用の脆弱性(CVE-2012-4792)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたHTMLドキュメントやOfficeファイルなどを閲覧することで任意のコードが実行される可能性がある。JVNでは、本脆弱性を修正するセキュリティアップデートが提供されるまでの間、「Fix it 50971 を適用する」「Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)を適用する」「Flash ActiveX コントロールを無効にする」「Java プラグインを無効にする」ことで、本脆弱性の影響を軽減することが可能としている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

  2. 病院業務へ影響なし ~ 順天堂大学にランサムウェア攻撃、女性スポーツ研究センター独自運用 NAS が被害に

    病院業務へ影響なし ~ 順天堂大学にランサムウェア攻撃、女性スポーツ研究センター独自運用 NAS が被害に

  3. 191.4万件の個人情報が漏えいした可能性 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

    191.4万件の個人情報が漏えいした可能性 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

  4. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  5. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

ランキングをもっと見る
PageTop