標的型メール攻撃は「ばらまき型」から「やりとり型」へ、巧妙化が進む(警察庁) | ScanNetSecurity
2026.10.13(火)

標的型メール攻撃は「ばらまき型」から「やりとり型」へ、巧妙化が進む(警察庁)

警察庁は、2013年上半期のサイバー攻撃情勢について発表した。同期間中も引き続き、国内の民間事業者などに対して情報窃取を目的とした標的型メール攻撃が行われた。

脆弱性と脅威 脅威動向
警察が把握した標的型メール攻撃の件数
警察が把握した標的型メール攻撃の件数 全 2 枚 拡大写真
警察庁は8月22日、2013年上半期のサイバー攻撃情勢について発表した。同期間中も引き続き、国内の民間事業者などに対して情報窃取を目的とした標的型メール攻撃が行われた。同期間に警察が把握した標的型メール攻撃の件数は201件と、前年同期比でマイナス351件(マイナス63.6%)と大幅に減少した。減少の要因は、国内外の情勢に乗じて情報提供等を詐称するメールを関係各方面に大量に送付する「ばらまき型」攻撃の減少であるとしている。

しかし、その一方で業務に関連する内容のメールのやりとりを何通か行った上で標的型メールを送付する「やりとり型」攻撃は、昨年1年間で2件であったものが、本年上半期だけで33件を確認した。やりとりの内容は、採用に関する質問等が5割強、製品に関する不具合の問合せ等が約3割となっている。標的型メールの送信元アドレスは、フリーメールアドレスを使用するものが6割強であった。また、送付された不正プログラムの半数は、見かけ上、画像ファイルや文書ファイルに偽装するなど巧妙化が進んでいる。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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