6月の特殊詐欺、架空請求で情報購入代金が有料サイト利用料金を抜く(警察庁) | ScanNetSecurity
2024.04.23(火)

6月の特殊詐欺、架空請求で情報購入代金が有料サイト利用料金を抜く(警察庁)

警察庁は、2013年6月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
2013年6月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」
2013年6月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」 全 1 枚 拡大写真
警察庁は8月8日、2013年6月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」を発表した。これによると、6月の特殊詐欺の認知件数は824件で、このうち振り込め詐欺の認知件数は608件(4月は793件)で、このうち543件が既遂(同719件)、被害総額(既遂のみ)は18億1,510万円(同18億9,546万円)、検挙件数は165件(同171件)、検挙人員は117名(同102名)と、前月から減少している。オレオレ詐欺では、認知件数が384件(同388件)、このうち327件(同327件)が既遂、被害総額は11億6,245万円(同10億8,087万円)、検挙件数は138件(同155件)、検挙人員は99名(同86名)となった。

架空請求詐欺の認知件数は108件(同120件)で、このうち103件(同112件)が既遂、被害総額は5億1,415万円(同5億331万円)、検挙件数は12件(同13件)、検挙人員は12名(同12名)と前月とほぼ同水準となった。形態別で見ると、「情報購入代金等名目」が18件と前月までの「有料サイト利用料金等名目」(16件)を抜く形となった。このほか融資保証金詐欺が30件(同44件)で被害総額4,929万円(同1億1,113万円)、携帯電話端末詐欺が26件(同35件)などとなっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

    訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

  2. セキュリティにおける効果は実感できるのか ~ SECURITY ACTION 宣言「得られた効果はない」最多

    セキュリティにおける効果は実感できるのか ~ SECURITY ACTION 宣言「得られた効果はない」最多

  3. LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

    LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

  4. Acompany で 4 件の Google フォーム誤設定、最大 164 名の個人情報が閲覧可能に

    Acompany で 4 件の Google フォーム誤設定、最大 164 名の個人情報が閲覧可能に

  5. NDIソリューションズの RAG サービスに不正アクセス、個人情報を格納するサービスへの痕跡は確認されず

    NDIソリューションズの RAG サービスに不正アクセス、個人情報を格納するサービスへの痕跡は確認されず

  6. 笛吹市商工会へのサポート詐欺被害、調査結果公表

    笛吹市商工会へのサポート詐欺被害、調査結果公表

  7. 社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

    社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

  8. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  9. 「相鉄ポイント」引き継ぎで会員情報を取り違え、他の顧客の個人情報が閲覧可能に

    「相鉄ポイント」引き継ぎで会員情報を取り違え、他の顧客の個人情報が閲覧可能に

  10. 東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

    東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

ランキングをもっと見る