SAPソフトを標的とするトロイの木馬を確認、今後の展開に注意(Dr.WEB) | ScanNetSecurity
2026.08.24(月)

SAPソフトを標的とするトロイの木馬を確認、今後の展開に注意(Dr.WEB)

Dr.WEBは、SAPエンタープライズソフトウェアを標的とする悪意のあるプログラムについて注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
「Trojan.PWS.Ibank」の亜種一覧
「Trojan.PWS.Ibank」の亜種一覧 全 1 枚 拡大写真
株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は11月25日、SAPエンタープライズソフトウェアを標的とする悪意のあるプログラムについて注意喚起を発表した。このプログラムは、個人情報だけでなくユーザが入力したパスワードをも盗む、「Trojan.PWS.Ibank」と名付けられ広く拡散されているバンキングトロイの木馬ファミリーに属している。ただし、IPC(Inter-Process Communication)ルーチンは改変され、SOCKS5サブルーチンは削除されている。一方で、このトロイの木馬の内部暗号化ルーチンは従来のままとなっている。

また、実行中のアプリケーションの名前を判別するルーチンが追加されており、その中にはSAPエンタープライズソフトウェアも含まれている。このソフトウェアは売上や税金などを管理するための多くのコンポーネントが組み込まれているため、結果として大量の機密情報を扱う。「Trojan.PWS.Ibank」は、ユーザのパスワードを盗んだり、ウイルス対策会社のサイトへのアクセスをブロックしたり、C&Cサーバから受け取ったコマンドを実行するほか、感染PC上にプロキシサーバやVNCサーバを起動したり、OSやブートセクターに修復不可能なダメージを与えるといった動作を行う。現在のところSAPの存在の確認と動作中のプロセスへのコードの挿入のみ動作しか確認されておらず、大きな損害は発生していない。ただし、今後大きな脅威に発展する可能性もあるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 共同通信社の職員アカウントが第三者に不正利用された可能性、外部から情報提供があり発覚

    共同通信社の職員アカウントが第三者に不正利用された可能性、外部から情報提供があり発覚

  2. 手順書に管理者権限を有するアカウント情報を誤記載 ~ 東芝テックの「ShopCraft」で他のユーザーの情報が閲覧可能に

    手順書に管理者権限を有するアカウント情報を誤記載 ~ 東芝テックの「ShopCraft」で他のユーザーの情報が閲覧可能に

  3. 学研メディカルサポート管理の Web サイトに WordPress の脆弱性を狙った不正アクセス

    学研メディカルサポート管理の Web サイトに WordPress の脆弱性を狙った不正アクセス

  4. KDDI の ISP 事業者向けメールシステムに不正アクセス、個人情報保護委員会が行政指導

    KDDI の ISP 事業者向けメールシステムに不正アクセス、個人情報保護委員会が行政指導

  5. 加賀ソルネット運営の「アカデミコナビ」に不正アクセス、合計165,587名分の個人情報漏えいを確認

    加賀ソルネット運営の「アカデミコナビ」に不正アクセス、合計165,587名分の個人情報漏えいを確認

ランキングをもっと見る
PageTop