セキュリティだけでなく介護システムでも活用される防犯・監視カメラ | ScanNetSecurity
2024.05.06(月)

セキュリティだけでなく介護システムでも活用される防犯・監視カメラ

世間的には「防犯・監視カメラ」といえばセキュリティに関する話題を連想するだろう。だが最近では、それ以外の分野で利用されることも増えてきた。例えば防犯カメラ事業を展開するメリハットは、福祉施設向け遠隔監視・介護システム「みと~ね」の販売を行っている。

製品・サービス・業界動向 業界動向
「みと~ね」本体には人感センサーや温度センサーなども装備。遠隔地から高齢者の環境確認や徘徊の察知。予防などが可能になる(画像は同社webサイトより)。
「みと~ね」本体には人感センサーや温度センサーなども装備。遠隔地から高齢者の環境確認や徘徊の察知。予防などが可能になる(画像は同社webサイトより)。 全 2 枚 拡大写真
 世間的には「防犯・監視カメラ」といえばセキュリティに関する話題を連想するだろう。だが最近では、それ以外の分野で利用されることも増えてきた。

 例えば防犯カメラ事業を展開するメリハットは、福祉施設向け遠隔監視・介護システム「みと~ね」の販売を行っている(発売開始は2013年の11月)。これは双方向通話を伴った遠隔監視カメラと、センサーによる動体検知を組み合わせており、介護者の健康状態を遠隔地から把握できるインターネット介護システムのパッケージだ。

 ナースコールとの連動機能があるので病院や施設での運用はもとより、センサーで一定時間撮影範囲に動きがない場合は、あらかじめ登録しておいたアドレスにメールを発信するといった機能も備える。つまり、個人宅で1人暮らしの高齢者にとっては、健康管理だけでなく安否確認の用途にも対応できる。

 もちろん、ネットワークカメラのようにインターネットを経由した会議や防犯・監視カメラにもなり得るので、セキュリティやモニタリング用途で使うことも可能だ。

 高齢化社会が深刻化していく中で、防犯カメラ関連のビジネスが福祉・介護関連など他業種にも広がる流れは今後も続きそうだ。

福祉・介護業界で活躍する防犯カメラ製品「みと~ね」

《宮崎崇@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  3. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  4. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  5. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  8. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  9. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  10. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

ランキングをもっと見る