2014年の炎上、1位は「古書店、万引犯の顔写真を公開」(ニューメディアリスク協会) | ScanNetSecurity
2024.05.08(水)

2014年の炎上、1位は「古書店、万引犯の顔写真を公開」(ニューメディアリスク協会)

ニューメディアリスク協会は、2014年に起こった主なネット炎上、および自社のWebリスク対応策などについて実施した調査の結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
自社のWebメディアリスクを低減する取り組みについて不満が高まっている
自社のWebメディアリスクを低減する取り組みについて不満が高まっている 全 1 枚 拡大写真
社団法人ニューメディアリスク協会は12月29日、2014年に起こった主なネット炎上、および自社のWebリスク対応策などについて実施した調査の結果を発表した。この調査は2014年12月22~24日、全国20歳以上の男女にWebアンケート方式により実施したもの、500人から有効回答を得た。調査結果によると、自社のネット炎上対策に「大変満足している・満足している」のは全体の35.8%で、残り64.2%は「不安である・大変不安である」と回答。具体的な取り組みについては56.2%が「何も取り組みは行っていない」と回答した。

2014年に起こったネット炎上で印象に残った炎上では、1位が「古書店、万引犯の顔写真を公開(11.8%)」、2位が「インスタント食品への虫混入(10.2%)」、3位が「来店客がコンビニ店員を土下座させる(9.8%)」となった。また、今年のネット炎上の傾向として、「従業員の暴言や情報漏えい」(44.0%)や「商品や従業員への批判」(26.8%)が発端となる炎上が多い印象という結果となった。2014年に入り、自社のWebリスク対策に不安を抱く会社員が大幅に増加しており、その理由として「自分もいつ炎上に巻き込まれるか分からない」という危機感の高まりや、企業側の予防対応の遅れを挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  5. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  6. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  7. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  8. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  9. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

  10. 「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

    「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

ランキングをもっと見る