不正アクセス行為の約半数がインターネットバンキングの不正送金に悪用(警察庁)
警察庁は、平成26年中の不正アクセス行為の発生状況などを発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
不正アクセス行為の手口としては、利用権者のパスワードの設定・管理の甘さにつけ込んだものが84件(24.9%)と最も多く、次いでフィッシングサイトにより入手したものが71件(21.0%)となっている。なお、「連続自動入力プログラムによる不正ログイン攻撃」によるログイン行為が約80万件認知されている。
警察庁では、利用権者が行うべき対策として「使い回しをしない、推測が容易なものを避けるなど、ID・パスワードの適切な設定・管理」「金融機関等を装ったフィッシングメールに注意」「ウイルス対策ソフトの利用、各種ソフトウェアのアップデート」を挙げ、アクセス管理者等が行うべき対策として「ワンタイムパスワード等による個人認証の強化」「サーバの脆弱性の解消と監視体制の強化」を挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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