Adobe Flash Player の PCRE エンジンにおける任意のコードが実行される脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.08.14(金)

Adobe Flash Player の PCRE エンジンにおける任意のコードが実行される脆弱性(Scan Tech Report)

Adobe Systems 社の Adobe Flash Player に、任意のコードが実行される脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
1.概要
Adobe Systems 社の Adobe Flash Player に、任意のコードが実行される脆弱性が報告されています。脆弱性を利用されることにより、遠隔の攻撃者による不正侵入を許容してしまう恐れがあります。


2.深刻度(CVSS)
7.8
https://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2015-0318&vector=(AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C)


3.影響を受けるソフトウェア※1
以下のバージョンの Adobe Flash Player が当該脆弱性の影響を受けます。
- Adobe Flash Player 16.0.0.296とそれ以前のバージョン
- Adobe Flash Player 13.0.0.264とそれ以前の13.xバージョン
- Adobe Flash Player 11.2.202.440とそれ以前の11.xバージョン


4.解説
Adobe Flash Player は、Adobe Systems 社が開発している動画を再生するためのソフトウェアです。

脆弱な Adobe Flash Player では、正規表現のライブラリである PCRE エンジンのコンパイル処理に欠陥があります。PCRE は様々なファイルの正規表現をサポートしていますが、当該脆弱性を含む Adobe Flash Player の PCRE エンジンでは、Flash ファイルの正規表現のコンパイル処理の際に、マルチバイト文字がエスケープシーケンス \c に続いているとバグが発生し、PCRE 内部のバイトコードの実行を許容してしまいます。脆弱性を利用することで、メモリの破壊、DoS 攻撃などを行うことが可能となります。このため、遠隔の攻撃者は、本脆弱性を利用することで対象のシステムにログインしているユーザ権限で任意のコード実行が可能です。

なお、本脆弱性 (CVE-2015-0318) に脆弱な Adobe Flash Player では、本脆弱性以外にもコード実行を引き起こす複数の脆弱性が報告されております。


5.対策
Adobe Systems 社の公式ページから最新版にアップデートすることで、脆弱性に対処できます。

https://get2.adobe.com/jp/flashplayer/


6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバー・グリッド研究所

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Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html

《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

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