企業のサイバーセキュリティのリスク管理費用、10年後に38%増加と予測(ジュニパーネットワークス) | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

企業のサイバーセキュリティのリスク管理費用、10年後に38%増加と予測(ジュニパーネットワークス)

ジュニパーネットワークスは、米ランド研究所との協力による調査報告書「The Defender's Dilemma: Charting a Course Toward Cybersecurity」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
ランド研究所による経済モデルにおける一般的な損失額と投資額
ランド研究所による経済モデルにおける一般的な損失額と投資額 全 1 枚 拡大写真
ジュニパーネットワークス株式会社は7月22日、米ランド研究所との協力による調査報告書「The Defender's Dilemma: Charting a Course Toward Cybersecurity」を発表した。同報告書は、サイバーセキュリティ脅威に対する防御において企業が直面している経済的な要因などを分析し、企業のサイバーセキュリティ投資に指針を与えるものとしている。報告書によると、企業のCISOはビジネスのリスクに対し最も効率的で費用対効果の高い方法を判断する際、混乱と混沌にしばしば直面しているという。

同社ではその原因として、セキュリティツールとリソースにかかる費用と、セキュリティ侵害の発生に伴う潜在的な費用(本質的には不確実で予測不可能)を考慮した計算をしっかりしていないことを挙げている。またランド研究所は、この問題を解決するヒューリスティックな経済モデルを開発した。これによると、企業によるサイバー・セキュリティ・リスク管理費用が10年後に38%増加すると予測している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

ランキングをもっと見る
PageTop