非公式 7-Zip のインストーラによる不審なファイルの展開について解説 | ScanNetSecurity
2026.06.25(木)

非公式 7-Zip のインストーラによる不審なファイルの展開について解説

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月22日、Webサイトで公開されている非公式7-Zipのインストーラによる不審なファイルの展開について、「wizSafe Security Signal」で発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月22日、Webサイトで公開されている非公式7-Zipのインストーラによる不審なファイルの展開について、「wizSafe Security Signal」で発表した。

 オープンソースで開発・公開されているアーカイバソフトウェア 7-Zipは、公式Webサイトの他に、非公式のWebサイトが複数存在しており、2026年1月から1つの非公式Webサイトで不審なファイルを展開するインストーラへのリンクが掲載されている。IIJのSOCでは、複数の顧客にて当該実行ファイルの実行を確認しており、その内容について「wizSafe Security Signal」で紹介している。

 7-Zipの非公式のWebサイトの1つである「7zip[.]com」について、不審なファイルをインストールするものとして7-Zipのフォーラムで取り上げられており、当該サイトは検索すると上位に表示されることから、注意が必要としている。

 当該インストーラを実行すると、7-Zipのインストーラが実行されるが、現時点で下記の特徴があるとのこと。

・公式のインストーラは電子署名がされていないが、当該インストーラは電子署名されている。
・インストーラのタイトルが「7-Zip 22.01 Setup」となっている。

 7-Zipのバージョン番号はリリース年となっており、当該ダウンロードサイトに記載されているバージョン番号は25.01となっているが、インストールされる7-Zipのバージョンも22.01で、電子署名の日付は2026年1月となっており、日付関係に矛盾がある。

 当該インストーラは7-Zipをインストールする他、「C:\Windows\SysWOW64\heroディレクトリ」を作成し、不審なファイルを配置する。hero以下に配置されたhero.exeは「Helper Service」の名称でサービスとして登録され、Windowsが起動した際にSYSTEM権限で自動的に実行される。IIJによると、攻撃者の目的は不明だが、当該ファイルはVPN機能を持つようであり、攻撃者による端末へのリモートアクセスや、端末上のファイルを攻撃者のインフラにアップロードするなどの使われ方が想定されるとしている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦

    SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦PR

  2. 廃棄処理業者に破砕処分を委託したハードディスクが外部に流出

    廃棄処理業者に破砕処分を委託したハードディスクが外部に流出

  3. 日本製鉄ホームページで不審な認証画面

    日本製鉄ホームページで不審な認証画面

  4. ジェリービーンズグループに役職員を装った不正な送金指示、被害対象額は約4,500万円

    ジェリービーンズグループに役職員を装った不正な送金指示、被害対象額は約4,500万円

  5. 経済産業省から報告徴収 ~ 九州電力送配電が顧客情報を保存した外部記憶媒体が所在不明に

    経済産業省から報告徴収 ~ 九州電力送配電が顧客情報を保存した外部記憶媒体が所在不明に

ランキングをもっと見る
PageTop