「MobaXterm」にOSコマンドインジェクションの脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Mobatekが提供する「MobaXterm」にコマンドインジェクションの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「MobaXterm 8.3 より前のバージョン」の X11 サーバ機能は、すべてのインタフェースで待ち受け状態になっており、さらに認証なしにポート 6000/TCP への X11 接続が可能になっていることが原因で、コマンドインジェクション攻撃を受ける可能性のある脆弱性(CVE-2015-7244)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者に当該製品を実行しているユーザの権限で任意の X11 のコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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