施設向けの安全管理用通信装置「GPRS CS2300-R」に複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、CSL DualComが提供する、警報システムが作動した際に監視センターに通知する、施設の安全管理用通信装置「GPRS CS2300-R」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「GPRS CS2300-R firmware v1.25 から v3.53 まで」には、不適切な認証(CVE-2015-7285)、不完全またはリスキーなアルゴリズムの使用(CVE-2015-7286)、証明書やパスワード等の管理(CVE-2015-7287)、隠れた機能(CVE-2015-7288)の脆弱性が存在すると指摘されている。これらの脆弱性が悪用されると、中間者攻撃によりDoS攻撃、偽の警報発信、警報の抑制などが行われる可能性がある。現時点で対策方法は公開されておらず、開発者は社内レビューの結果から影響はないと発表している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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