1位は年金機構、「セキュリティデバイド」の拡大を懸念--2015年十大ニュース(JNSA)
JNSAは、同協会のセキュリティ十大ニュース選考委員会による「JNSA 2015 セキュリティ十大ニュース」を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
1位は、6月1日「日本年金機構で125万件の個人情報が流出」となった。不審メールに起因する不正アクセスによる外部流出であったが、この事件に対して日本年金機構だけでなく、サイバーセキュリティ戦略本部、厚生労働省からも原因究明に関する調査報告書が相次いで公開されたことは、事故前提社会に向けた情報共有の先例となる可能性を指摘している。2位以下は次の通り。
2位:1月9日「サイバーセキュリティ基本法全面施行」
3位:9月25日「米中サイバーセキュリティ合意はサイバー戦回避」
4位:2月2日「解消されないセキュリティ人材不足」
5位:9月11日「国がCSIRTの実効ある体制強化を勧告」
6位:7月28日「9億5千万台のスマホに影響をあたえる脆弱性が発覚」
7位:7月11日「Flash Playerに対する脆弱性攻撃の増加」
8位:10月26日「標的型サイバー攻撃相談件数6倍に」
9位:10月5日「マイナンバー制度施行、通知カードの送付も始まる」
10位:6月9日「SECCON 2015の開催概要を発表、CTF盛況」
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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