古野電気製の航海情報記録装置「VDR」に任意のコマンドを実行される脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、古野電気が提供する航海情報記録装置「VDR」のファームウェアにユーザ入力値を適切に検証しない脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「VR-3000/VR-3000S ファームウェアバージョン V1.50 から V1.54 まで」「VR-3000/VR-3000S ファームウェアバージョン V1.61 およびそれ以前の V1.6 系」「VR-3000/VR-3000S ファームウェアバージョン V2.06 から V2.54 まで」「VR-3000/VR-3000S ファームウェアバージョン V2.60 から V2.61 まで」「VR-7000 ファームウェアバージョン V1.02 およびそれ以前」のファームウェアアップデート機能 moduleserv には、ユーザの入力値を適切に検証しない脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該機器にネットワークアクセス可能な攻撃者によって、root権限で任意のコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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