AndroidのURLConnectionクラスにHTTPヘッダインジェクションの脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Android PlatformのURLConnectionクラスに、HTTPヘッダインジェクションの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「Android 2.2 から 6.0 に含まれる URLConnection クラス」には、オープンソースの OkHttp から取り込んだソースコードが原因でHTTPヘッダインジェクションの脆弱性(CVE-2016-1155)が存在する。この脆弱性により想定される影響はアプリケーションによって異なるが、表示されるページが改ざんされたり任意のスクリプトが実行されたりクッキーに任意の値を設定されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、対策済みの OkHttp を使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》