カウントダウンとともに徐々にファイルが削除される暗号化型ランサムウェア「JIGSAW」を確認(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.01.03(土)

カウントダウンとともに徐々にファイルが削除される暗号化型ランサムウェア「JIGSAW」を確認(トレンドマイクロ)

 「さあ、ゲームをしよう」……不気味な殺人鬼が、登場人物たちを絶望の淵に叩き込むホラー映画「SAW」。7作目まで作られた人気シリーズだが、その恐怖が2016年に甦ることとなった。

脆弱性と脅威 脅威動向
腹話術人形ビリーの画像を表示する「JIGSAW」
腹話術人形ビリーの画像を表示する「JIGSAW」 全 4 枚 拡大写真
 「さあ、ゲームをしよう」……不気味な殺人鬼が、登場人物たちを絶望の淵に叩き込むホラー映画「SAW」。7作目まで作られた人気シリーズだが、その恐怖が2016年に甦ることとなった。

 トレンドマイクロによると、「JIGSAW」(ジグソウ)と呼ばれる悪質な暗号化型ランサムウェアが確認されたという。

 「JIGSAW」に感染すると、「SAW」にも登場する腹話術人形ビリーの画像、そして赤いデジタル時計が表示される。そしてPC内のファイルがロックされ、拡張子「fun」ファイルに暗号化される。さらに、カウントダウンとともに、徐々にファイルが削除されていくのだ。1時間ごとに、削除されるファイルと身代金も増加。これを止めるためには、要求された身代金を支払う必要がある。

 JIGSAWは、無料のクラウドストレージサービスを悪用していたが、すでにこのリンクは削除済みとのこと。脅迫メッセージは、英語とポルトガル語が現在確認されており、24時間以内のビットコインでの支払いを要求してくる。身代金の最小金額は、20ドルから150ドル(約2,200円から16,400円)に設定されている。72時間以内に身代金が支払われなかった場合には、暗号化されたファイルは削除される。

 すでにさまざまなランサムウェアが出現しているが、このような“演出”で、ユーザーの恐怖心を煽り、より効率良く身代金をせしめようとするタイプは珍しい。すでに亜種や新バージョンも出現しているため、トレンドマイクロでは、「3つのコピーを、2つの種類の端末に保存し、1つを別の場所に保存する」という“3-2-1ルール”を推奨している。

「さあ、ゲームをしよう」、不気味なランサムウェア新種「JIGSAW」登場

《赤坂薫@RBB TODAY》

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