Javaで実装された複数のAMF3ライブラリにコード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Javaで実装された複数のAMF3ライブラリに複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
Atlassian JIRA 4.2.4 から 6.3.0 より前のバージョンまで
Flamingo amf-serializer by Exadel 2.2.0
GraniteDS 3.1.1.GA
Pivotal/Spring spring-flex
WebORB for Java by Midnight Coders 5.1.1.0
Flex BlazeDS 4.6.0.23207 および 4.7.2
これらのシステムには、信頼できないデータのデシリアライズ、動的に操作されるコードリソースの不適切な制御、XML外部実体参照(XXE)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、細工されたシリアライズデータに対してデシリアライズ処理を行うことで、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、製品ユーザに対しては製品のアップデートを、製品開発者に対しては最新のSDKの使用および信用できないデータのデシリアライズ処理への注意を呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》