[セキュリティ ホットトピック] 10 社に 1 社近くが「営業秘密の漏洩」を経験 | ScanNetSecurity
2024.05.08(水)

[セキュリティ ホットトピック] 10 社に 1 社近くが「営業秘密の漏洩」を経験

経済産業省および独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、「企業における営業秘密管理に関する実態調査」を実施。実態の把握と傾向の分析を行い、3月17日に報告書を公開しました。

特集 コラム
技術情報や営業情報などは、企業にとって生命線とも言える情報ですが、企業の規模にかかわらず漏洩事案が発生しています。その漏洩の原因も、機器・書類の紛失や操作ミスといった過失から、サイバー攻撃による流出、さらには社員による営利目的の持ち出しや報復まで、多岐にわたっています。

一方、2014年9月にベネッセコーポレーションの業務委託先の元社員が、約3000万件の顧客情報を不正に持ち出し、名簿事業者に売却した事例では、その後の裁判において「ベネッセ側にも落ち度があった」として、元社員に対する判決が控訴審で減刑されました。顧客とともに被害者の立場であるはずの企業側も、責任を厳しく問われたわけで、企業にとってはさらに悩ましい事態だと言えます。

《冨岡 晶( Akira Tomioka )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  5. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  8. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

  9. 「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

    「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

  10. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

ランキングをもっと見る