配布終了のIPA「CASL II シミュレータ」に任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、IPAが提供する「CASL II シミュレータ(自己解凍形式)」のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「CASL II シミュレータ(自己解凍形式)」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-2220)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、同製品のインストーラの配布は終了しているため、インストールしないよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》