制御システムを狙うマルウェア「CrashOverride」に注意、対象拡大のおそれも(JVN) | ScanNetSecurity
2026.08.22(土)

制御システムを狙うマルウェア「CrashOverride」に注意、対象拡大のおそれも(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、制御システムを攻撃対象とするマルウェア「CrashOverride」によるセキュリティ侵害の痕跡の有無を調査するための情報を米国NCCICが公表したと「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月13日、制御システムを攻撃対象とするマルウェア「CrashOverride」によるセキュリティ侵害の痕跡の有無を調査するための情報を米国NCCIC(National Cybersecurity and Communications Integration Center)が公表したと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

これは、セキュリティ会社であるESETおよびDragosから、CrashOverrideに関するレポートが公開されたことを受けたもの。このマルウェアは、IEC10、IEC104、IEC61850などの電力システムの監視や制御等に使用されるプロトコルを使用する組織を標的としていると考えられるが、拡張性を持つため今後は別の重要インフラが標的となる可能性もあるとしている。

このマルウェアが侵入し、活動した場合、制御システムの運用妨害、機密情報の侵害、組織に対する経済的被害など、さまざまな影響を受ける可能性がある。JVNでは、適切な防御策と一般的なセキュリティ対策による多層防御を実施し、攻撃のためのコストを上げることが基本的な対策としており、具体的な対策として、アプリケーションホワイトリストの運用管理、認証や認可機構の導入と管理、パッチ適用、監視と対応などを挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. アフラック生命保険に不正アクセス、短時間に大量のデータ照会があった際に監視・制御する機能が不足

    アフラック生命保険に不正アクセス、短時間に大量のデータ照会があった際に監視・制御する機能が不足

  2. ニデックWebサイトにソフトウェアの脆弱性を悪用した不正アクセス

    ニデックWebサイトにソフトウェアの脆弱性を悪用した不正アクセス

  3. シーイーシーのデータセンターにランサムウェア攻撃、障害が発生

    シーイーシーのデータセンターにランサムウェア攻撃、障害が発生

  4. 藤倉コンポジットのメールアカウントに不正アクセス、すべての受信メールを社外の不明なメールアドレスに転送

    藤倉コンポジットのメールアカウントに不正アクセス、すべての受信メールを社外の不明なメールアドレスに転送

  5. サプライチェーン対策評価制度「SCS」令和8年度末に運用開始へ ~ 経産省、★3・★4 取得を後押しする新サービス整備

    サプライチェーン対策評価制度「SCS」令和8年度末に運用開始へ ~ 経産省、★3・★4 取得を後押しする新サービス整備

ランキングをもっと見る
PageTop