メッセンジャー「IP Messenger」のインストーラに任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、白水啓章氏、朝日ネットが提供するローカルネットワーク向けのメッセンジャーソフト「IP Messenger」のインストーラに、任意のDLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「IP Messenger for Win 4.60 およびそれ以前」のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-10820)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》