IoTセキュリティはハードウェアが信頼の起点に(インフィニオン テクノロジーズ ジャパン)[Security Days 2017インタビュー]
「日本の製造業は高度に完成され効率化されてきたがゆえに、IoTの重要性を今ひとつ実感しきれていない」と述べるのはインフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社 チップカード&セキュリティ事業本部 マーケティング部 Head of CCS Marketingの岸本豊明氏だ。
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――セキュリティにおける御社の強みは?
岸本氏:大きく3つあります。1つ目は、スマートカードで培ってきたセキュリティ技術と実績の長い歴史です。2つ目は、さまざまな業界や、標準化団体との関係です。IoT系のコンソーシアムなど、セキュリティ標準を策定する標準化団体に参加し、市場を創造して商品を開発することで業界をリード、業界に貢献しています。
3つ目は第三者機関の認定による客観的信頼です。ICクレジットカード向けセキュリティの国際認定機関「EMVCo」他、第三者セキュリティ認定機関から継続的に認定を得ています。
●産業IoTの重要人物が来日
――Security Days Fall 2017 での講演見所についてお聞かせください。
岸本氏:インフィニオン テクノロジーズ本社から、IoTセキュリティ戦略及び技術担当シニアプリンシパルのSteve Hanna (スティーブ・ハナ)が来日し、9月27日(水)午前11時25分から「産業向けIoTビジネスの成功を後押しするハードウェアセキュリティ」というセッションに登壇します。彼は国際規格制定組織であるトラステッドコンピューティンググループ(TCG)のIoTワーキンググループの座長も務めていて、インダストリアルIoTにおける重鎮の一人です。米国をはじめ海外では頻繁に起こっている IoT や制御系へのサイバー攻撃の事例や損害規模、そこから得られる知見、実現されているソリューションを紹介します。また、これからの法制化の動向と、そこで求められるスペックの変化についても話す予定です。
製造業における工場運営者や、システム構築を担当するSI事業者はもちろんのこと、 IoT によって生まれるビジネスの収益性とリスクを「全体最適」の視点で考えるポジションの方に来場いただければ、ビジネスに応用可能な価値ある発見があると思います。
Steve Hanna氏講演 登録 URL
《ScanNetSecurity》
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