GDPR対応、オンプレよりクラウドが複雑と4分の3が認識--グローバル調査(ジェムアルト)
ジェムアルトは、クラウドサービスにおけるデータ保護とセキュリティ対策の動向把握を目的とした「2018 Global Cloud Data Security Study」の調査結果を発表した。
調査・レポート・白書・ガイドライン
調査・ホワイトペーパー
調査結果によると、クラウドに保存されている機密データの第三者との共有に関して「充分に考慮している」と回答したのはドイツが61%でもっとも高く、日本は31%と半分の水準であった。ドイツは暗号化やトークン化処理など、データ保護対策でも首位となっているが、日本も「クラウド環境に保存されている機密情報の保護」では世界3位、「クラウドとのデータ送受信時の保護対策」では世界2位となっている。
また、回答者の88%が「GDPR:General Data Protection Regulation」の施行により、「クラウドでのプライバシー保護とコンプライアンス管理の強化が必要になる」と認識しており、37%は「大幅な強化が求められる」と認識している。さらに回答者の75%は、「オンプレミス環境よりもクラウド環境の方が複雑な対応になる」と認識している。その傾向は、フランス(97%)、米国(87%)、インド(83%)で高かった。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》