GDPR対応、オンプレよりクラウドが複雑と4分の3が認識--グローバル調査(ジェムアルト) | ScanNetSecurity
2025.10.26(日)

GDPR対応、オンプレよりクラウドが複雑と4分の3が認識--グローバル調査(ジェムアルト)

ジェムアルトは、クラウドサービスにおけるデータ保護とセキュリティ対策の動向把握を目的とした「2018 Global Cloud Data Security Study」の調査結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
ジェムアルト株式会社は1月16日、クラウドサービスにおけるデータ保護とセキュリティ対策の動向把握を目的とした「2018 Global Cloud Data Security Study」の調査結果を発表した。同調査は、ジェムアルトの委託によりPonemon Instituteが実施したもので、世界8カ国(米国:575名、英国:405名、オーストラリア:244名、ドイツ:492名、フランス:293名、日本:424名、インド:497名、ブラジル:355名)のITおよびITセキュリティ実務担当者3,285人を対象としている。

調査結果によると、クラウドに保存されている機密データの第三者との共有に関して「充分に考慮している」と回答したのはドイツが61%でもっとも高く、日本は31%と半分の水準であった。ドイツは暗号化やトークン化処理など、データ保護対策でも首位となっているが、日本も「クラウド環境に保存されている機密情報の保護」では世界3位、「クラウドとのデータ送受信時の保護対策」では世界2位となっている。

また、回答者の88%が「GDPR:General Data Protection Regulation」の施行により、「クラウドでのプライバシー保護とコンプライアンス管理の強化が必要になる」と認識しており、37%は「大幅な強化が求められる」と認識している。さらに回答者の75%は、「オンプレミス環境よりもクラウド環境の方が複雑な対応になる」と認識している。その傾向は、フランス(97%)、米国(87%)、インド(83%)で高かった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

  2. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  3. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  4. アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

    アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

  5. 廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

    廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

ランキングをもっと見る
PageTop