kkcalの「epg」に、任意の操作を実行されるなど複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、kkcalが提供する「epg」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
・epgの検索結果を時間軸で表示(kkcald)0.7.21 およびそれ以前(CVE-2018-0508、CVE-2018-0509)
・epgの検索結果を時間軸で表示(kkcald)0.7.19 およびそれ以前(CVE-2018-0510)
これらのシステムには、クロスサイトスクリプティング(CVE-2018-0508)、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2018-0509)、バッファオーバーフロー(CVE-2018-0510)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される(CVE-2018-0508)、当該製品のユーザが細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられる(CVE-2018-0509)、遠隔の第三者によって、任意の操作を実行されたり、DoS攻撃を受けたりする(CVE-2018-0510)といった影響を受ける可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》