[セキュリティホットトピック] 人類史上最大の盗難額580億円相当が盗み出された仮想通貨のメリットと危険性 | ScanNetSecurity
2026.01.17(土)

[セキュリティホットトピック] 人類史上最大の盗難額580億円相当が盗み出された仮想通貨のメリットと危険性

「仮想通貨」は、“デジタル時代の通貨”として、ここ数年注目されている存在ですが、今年に入って大きな転換点を迎えました。代表的な仮想通貨の1つである「NEM」の巨額盗難事件が発生したためです。

特集 コラム
「仮想通貨」(別称:暗号通貨)は、“デジタル時代の通貨”として、ここ数年注目されている存在ですが、今年に入って大きな転換点を迎えました。代表的な仮想通貨の1つである「NEM」の巨額盗難事件が発生したためです。

仮想通貨は、1990年代にベースになる理論や技術が考案されました。オンラインバンキングや電子マネー、プリペイドカードと歩調を揃えつつじょじょに普及し、2000年代になってさまざまな通貨が登場しました。現在では、「Bitcoin(ビットコイン、BTC)」「NEM(ネム)」「Ethereum(イーサリアム)」「Monacoin(モナコイン)」「Monero(モネロ)」など、700種類以上の仮想通貨が登場しています。日本国内でも2010年代に入ってから、利用されるシーンが目立つようになりました。

仮想通貨は、“通常の通貨・貨幣と同じように、デジタル上で金銭を扱えるようにするもの”です。それだけだと電子マネーとの違いがわかりにくいのですが、「電子マネーは、国家・企業・自治体などが発行する=換金・流通できることを保証する(いままでの通貨の置き換え)」であるのに対し、「仮想通貨は、発行元に当たる国家・企業・自治体が存在しない(まったく新しい通貨を発行する)」という違いがあります。そうすると、“価値や流通は、どう保証するのか”という疑問が発生しますが、仮想通貨はこれを、「ブロックチェーン」(P2Pネットワーク)によって管理・相互チェックすることで、保証します。デジタルネットワークを誰でも使える環境になった現代だからこそ、ユーザ同士がブロックチェーンを保持して仮想通貨を成立させることが可能になったわけです。

《冨岡 晶( Akira Tomioka )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. OCN メールアカウント乗っ取り被害、D style web で不正なポイント交換申請発生

    OCN メールアカウント乗っ取り被害、D style web で不正なポイント交換申請発生

  2. 「当社の IT 環境については安全であることを宣言いたします」美濃工業株式会社

    「当社の IT 環境については安全であることを宣言いたします」美濃工業株式会社

  3. 富士フイルムメディカルに不正アクセス、約 59 万人分の医療従事者等の個人情報が漏えい

    富士フイルムメディカルに不正アクセス、約 59 万人分の医療従事者等の個人情報が漏えい

  4. SSH サーバにブルートフォースアタック ~ ウイルコホールディングスへの不正アクセス調査結果

    SSH サーバにブルートフォースアタック ~ ウイルコホールディングスへの不正アクセス調査結果

  5. モバイル 4 社が呼びかけ フィッシングメールは DMARC だけではなくならない 今だからこそ見直したい SPF の設定不備 ~ JPAAWG 8th General Meeting レポート #02

    モバイル 4 社が呼びかけ フィッシングメールは DMARC だけではなくならない 今だからこそ見直したい SPF の設定不備 ~ JPAAWG 8th General Meeting レポート #02

ランキングをもっと見る
PageTop