[セキュリティホットトピック] 人類史上最大の盗難額580億円相当が盗み出された仮想通貨のメリットと危険性 | ScanNetSecurity
2026.11.02(月)

[セキュリティホットトピック] 人類史上最大の盗難額580億円相当が盗み出された仮想通貨のメリットと危険性

「仮想通貨」は、“デジタル時代の通貨”として、ここ数年注目されている存在ですが、今年に入って大きな転換点を迎えました。代表的な仮想通貨の1つである「NEM」の巨額盗難事件が発生したためです。

特集 コラム
「仮想通貨」(別称:暗号通貨)は、“デジタル時代の通貨”として、ここ数年注目されている存在ですが、今年に入って大きな転換点を迎えました。代表的な仮想通貨の1つである「NEM」の巨額盗難事件が発生したためです。

仮想通貨は、1990年代にベースになる理論や技術が考案されました。オンラインバンキングや電子マネー、プリペイドカードと歩調を揃えつつじょじょに普及し、2000年代になってさまざまな通貨が登場しました。現在では、「Bitcoin(ビットコイン、BTC)」「NEM(ネム)」「Ethereum(イーサリアム)」「Monacoin(モナコイン)」「Monero(モネロ)」など、700種類以上の仮想通貨が登場しています。日本国内でも2010年代に入ってから、利用されるシーンが目立つようになりました。

仮想通貨は、“通常の通貨・貨幣と同じように、デジタル上で金銭を扱えるようにするもの”です。それだけだと電子マネーとの違いがわかりにくいのですが、「電子マネーは、国家・企業・自治体などが発行する=換金・流通できることを保証する(いままでの通貨の置き換え)」であるのに対し、「仮想通貨は、発行元に当たる国家・企業・自治体が存在しない(まったく新しい通貨を発行する)」という違いがあります。そうすると、“価値や流通は、どう保証するのか”という疑問が発生しますが、仮想通貨はこれを、「ブロックチェーン」(P2Pネットワーク)によって管理・相互チェックすることで、保証します。デジタルネットワークを誰でも使える環境になった現代だからこそ、ユーザ同士がブロックチェーンを保持して仮想通貨を成立させることが可能になったわけです。

《冨岡 晶( Akira Tomioka )》

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