GDPR遵守体制整備を行ううえでの課題が明らかに(SAS) | ScanNetSecurity
2025.11.17(月)

GDPR遵守体制整備を行ううえでの課題が明らかに(SAS)

SASは、欧州連合(EU)の一般データ保護規則 (General Data Protection Regulation: GDPR)に関する調査の結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
SAS Institute Japan株式会社(SAS)は6月26日、欧州連合(EU)の一般データ保護規則 (General Data Protection Regulation: GDPR)に関する調査の結果を発表した。同調査は2018年2月、世界各国のGDPR遵守体制の整備を担う、幅広い業界関係者183名を対象に実施したもの。調査結果では、93%の企業が十分なGDPRの遵守を実現できていないことが明らかになっている。

また、グローバル企業のうち、GDPRが施行される5月25日までにGDPRの遵守を実現予定と回答した企業は全体の46%。米国を本拠とする企業では、施行日までに遵守体制が整う見込みと回答した企業は30%にとどまった。欧州を本拠とする企業では53%となり、米国企業よりも準備が進んでいる。一方で、米国を本拠とする企業では15%、EUを本拠とする企業では4%が、「GDPR遵守の実現のための組織的なプロセスを策定する予定はない」と回答している。

GDPRの遵守体制を整備する上で課題に上がったのは、「GDPR遵守を管理するためのスキルを得ること」がもっとも多く、「保有する個人データのすべてのデータソースを特定すること」がこれに続いた。また、回答者の約半数(49%)は、GDPRは人工知能(AI)に関連する自社のプロジェクトに大きな影響を及ぼすことになると回答した。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. 国立国会図書館 開発中システム 再委託先に不正アクセス、一部の利用者情報等 漏えいの可能性

    国立国会図書館 開発中システム 再委託先に不正アクセス、一部の利用者情報等 漏えいの可能性

  3. シフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    シフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  4. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

  5. DMARC適用率 日本証券業協会が日経225上回る ~ TwoFive調査

    DMARC適用率 日本証券業協会が日経225上回る ~ TwoFive調査

ランキングをもっと見る
PageTop