メール誤送信抑止システムのチェックを怠り個人情報を含むファイルを外部に誤送信(横浜市) | ScanNetSecurity
2024.05.04(土)

メール誤送信抑止システムのチェックを怠り個人情報を含むファイルを外部に誤送信(横浜市)

横浜市は10月19日、同市の職員が民間企業の従業員にメールを送信した際、誤って本来添付すべきであったファイルとは異なる同市職員の個人情報を含んだファイルを添付してしまい、個人情報の流出が判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 2 枚 拡大写真
横浜市は10月19日、同市の職員が民間企業の従業員にメールを送信した際、誤って本来添付すべきであったファイルとは異なる同市職員の個人情報を含んだファイルを添付してしまい、個人情報の流出が判明したと発表した。

これは10月15日午後6時40分頃に、同市総務局行政・情報マネジメント課の職員が担当する業務の相手方の民間企業の従業員に事務連絡用のメールを送信した際に、本来添付すべきであった個人情報を含まないファイルとは異なる同市職員1,736名分の個人情報を含んだ庁内研修申込者名簿を添付してしまったというもので、翌10月16日午前9時30分頃にメールを受信した民間企業の従業員から当該職員に連絡があり誤送信が判明した。

同日10時5分頃に、メールを受信した民間企業の従業員1名に電話で直接、添付ファイルの削除を依頼済みで、当該従業員以外に漏えいはしていない。

誤って添付したファイルに含まれるのは、1,736名分の同市内部の一般職員向け研修に申込みした職員の氏名、所属、業務用個人メールアドレス、希望の研修回などの申込み内容。

該当職員は、同市が導入しているメール誤送信抑止システムでメール送信前に再度内容を確認する手順であったにもかかわらず添付ファイルの確認を怠り送信した。

同市では再発防止のため、メール作成の際、添付ファイルの内容確認の徹底とメール誤送信抑止システムにおける再確認を確実に行うよう徹底するとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  4. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  5. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  6. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  7. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  8. 「GMOサイバー攻撃 ネットde診断」Palo Alto、Cisco、SonicWall、OpenVPN に対応

    「GMOサイバー攻撃 ネットde診断」Palo Alto、Cisco、SonicWall、OpenVPN に対応

  9. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  10. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

ランキングをもっと見る