育英資金貸付金の返還通知を第三者に誤送付(佐賀県教育委員会) | ScanNetSecurity
2024.05.02(木)

育英資金貸付金の返還通知を第三者に誤送付(佐賀県教育委員会)

佐賀県教育委員会は10月25日、教育総務課にて佐賀県育英資金貸付金の返還に係る通知を第三者に郵送したことが判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 3 枚 拡大写真
佐賀県教育委員会は10月25日、教育総務課にて佐賀県育英資金貸付金の返還に係る通知を第三者に郵送したことが判明したと発表した。

これは教育総務課にて、佐賀県育英資金貸付金の滞納金の回収手段の一つとして債権管理回収会社へ管理回収業務を委託しているが、委託前に借受者本人とその連帯保証人の現住所を確認するために「住民基本台帳ネットワークシステム」を利用し、住所検索を行った際に、本来であれば氏名、生年月日、性別、住所の4情報で検索すべきであるが当該帯保証人の生年月日が不明であったため氏名と住所の一部で検索を行い抽出された1件を育英資金管理システムに登録し、10月1日に債権管理回収会社へ委託した旨の通知を発送したところ、10月3日に通知を受け取った第三者からの問い合わせにより誤送付が判明したというもの。

抽出された住所は貸付時の連帯保証人の住所とは違っていたが、氏名が一致していたため誤認し、既知の住所との相違の確認を怠ったことが原因。

誤送付したのは、佐賀県育英資金の借受者本人及び連帯保証人の氏名と債権管理回収会社へ委託した滞納金額が記載された通知文1通。

教育総務課では10月3日に、誤送付した文書を回収するとともに誤送付先の第三者に経緯の説明と謝罪を行い、10月10日には育英資金借受者と連帯保証人に説明と謝罪を行った。

佐賀県教育委員会では今後、個人情報を登録・変更する際には住基ネットの検索結果に誤りがないか複数の担当者でチェックを行い再発防止に努めるとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  4. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  5. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  6. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  7. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  8. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  9. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  10. トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

    トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

ランキングをもっと見る