サイバーリスク増大予想するも準備はできていないと考える日本(ファイア・アイ)
ファイア・アイは、同社初のレポート「FireEye Cyber Trendscape Report(英語版)」を公開した。
調査・レポート・白書・ガイドライン
調査・ホワイトペーパー
「2020年にはサイバー攻撃のリスクが増大する」と考えている回答者の割合は、日本は72%と高い結果となった(グローバル56%、中国65%、韓国50%)。一方で、サイバー攻撃や侵害に対して「準備ができていない」あるいは「適切に対応できるとは考えていない」との回答も、日本は75%であった(グローバル51%、韓国65%、中国42%)。
サイバーセキュリティに関する予算の配分では、日本のみ異なる傾向を示した。日本以外は「防止(42%)」「検知(28%)」「封じ込め(16%)」「修復(14%)」という配分であったが、日本は「検知(40%)」が「防止(35%)」を上回った。また日本は、「組織内にサイバーセキュリティのトレーニングプログラムがない」と回答した割合が19%であり、グローバル(11%)、韓国(6%)、中国(5%)よりもはるかに高い数字となっている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
特集
関連リンク
関連記事
-
Linux Kernel において ptrace_link 関数でのプロセスの認証情報処理の不備により管理者権限が奪取可能となる脆弱性(Scan Tech Report)
脆弱性と脅威 -
経営層限定サイバー演習 DCE(Dear Chairman Exercise)とは
研修・セミナー・カンファレンス -
CrowdStrike社、航空技術を標的としたハッキング活動を報告 ほか ~ 2019 年 10 月のふりかえり [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]
脆弱性と脅威 -
Microsoft Windows において Windows Error Reporting Service でのハードリンクの取り扱い不備により任意のファイルが操作可能となる脆弱性(Scan Tech Report)
脆弱性と脅威