ERP「GRANDIT」に情報漏えいや改ざんなどの影響を受ける脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、GRANDITが提供する統合基幹業務システム(ERP)「GRANDIT」にセッション管理不備の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
GRANDIT Ver.1.6
GRANDIT Ver.2.0
GRANDIT Ver.2.1
GRANDIT Ver.2.2
GRANDIT Ver.2.3
GRANDIT Ver.3.0
これらのバージョンには、セッション管理不備(CVE-2020-5539)の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品にアクセス可能なユーザによって、任意のユーザになりすまされる可能性があり、結果として情報の漏えいや改ざんなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチを適用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》