NISC、SolarWinds Orion Platform ソフトウェア利用システムへのサイバー攻撃を注意喚起 | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

NISC、SolarWinds Orion Platform ソフトウェア利用システムへのサイバー攻撃を注意喚起

内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は12月16日、SolarWinds社製SolarWinds Orion Platformソフトウェアに関して同社の公開情報をもとに12月14日に政府機関等へ注意喚起を行った。一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターでも同様の注意喚起を行っている。

脆弱性と脅威 脅威動向
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は12月16日、SolarWinds社製SolarWinds Orion Platformソフトウェアに関して同社の公開情報をもとに12月14日に政府機関等へ注意喚起を行った。一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターでも同様の注意喚起を行っている。

米国時間の12月13日に、SolarWinds社は、SolarWinds Orion Platformソフトウェアに関するセキュリティアドバイザリを公開、それによると、SolarWinds Orion Platformソフトウェアを利用するシステムへのサイバー攻撃を認識したとのこと。

影響を受けるバージョンは以下の通り。

Orion Platform 2019.4 HF 5
Orion Platform 2020.2
Orion Platform 2020.2 HF 1

なお、FireEyeやMicrosoft等も関連情報を公開しており、アカウント侵害を前提に、関連する機器・ソフトウェアのアカウント情報のリセットを含む対処が必要とのこと。その他、各国のセキュリティ関連組織も本件に関する緊急指令やアドバイザリを公開しており、今回の問題に対応するアップデートを完了するまで、当該製品の利用を一時的に停止することなどが推奨されている。

SolarWindsでは、対策としてOrion Platform のバージョン 2019.4 HF 6 や 2020.2.1 HF 1 へのアップデートを推奨している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

    富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

  2. ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

    ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

  3. 総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

    総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

  4. プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

    プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

  5. 日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

    日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

  6. 時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

    時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

  7. UDP ベースのアプリケーション層プロトコル実装にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

    UDP ベースのアプリケーション層プロトコル実装にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

  8. 脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術

    脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術PR

  9. Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

    Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

  10. 「サイバーセキュリティお助け隊サービス」制度に新たに 2 類を創設、価格要件を緩和

    「サイバーセキュリティお助け隊サービス」制度に新たに 2 類を創設、価格要件を緩和

ランキングをもっと見る