健康食品販売ECサイトに不正アクセス、1年分の決済情報が流出 | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

健康食品販売ECサイトに不正アクセス、1年分の決済情報が流出

株式会社健康いきいき倶楽部は3月29日、同社が運営する「健康いきいき倶楽部 公式通販サイト」に第三者からの不正アクセスがあり、顧客のクレジットカード情報が流出した可能性が判明したと発表した。不正アクセス発生から発表まで471日間を要している。

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株式会社健康いきいき倶楽部は3月29日、同社が運営する「健康いきいき倶楽部 公式通販サイト」に第三者からの不正アクセスがあり、顧客のクレジットカード情報が流出した可能性が判明したと発表した。不正アクセス発生から発表まで471日間を要している。

これは2020年12月4日に、一部クレジットカード会社から「健康いきいき倶楽部 公式通販サイト」を利用した顧客のカード情報の流出懸念について同社に連絡があり、同日中にカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を行ったところ、同サイトのシステムの一部の脆弱性を突いた第三者の不正アクセスによりプログラムの改ざんが行われ、本来同社のシステム上では記録されないカード情報が記録されたことが原因で、顧客のカード情報が流出し、一部顧客のカード情報が不正利用された可能性を2021年1月31日に完了した調査結果で確認したというもの。

流出した可能性があるのは、2019年12月14日から2020年12月4日の期間中に「健康いきいき倶楽部 公式通販サイト」においてクレジットカード決済を利用した顧客3,308件のカード情報(名義、番号、有効期限、セキュリティコード)。なおカード情報以外の個人情報については、第三者調査機関によるログファイル等の調査の結果、個人情報が格納されたサーバに不正アクセスがあったことは明らかになったが、漏えい件数及び範囲は特定できなかった。

同社ではカード情報の流出した顧客に対し別途、メールにて個別に連絡を行う。

同社では既に、カード会社と連携し流出した可能性のあるカードによる取引のモニタリングを継続して実施し不正利用の防止に努めているが、顧客に対してもカードの利用明細に身に覚えのない請求項目がないか確認するよう注意を呼びかけている。

同社では2021年3月15日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を、所轄警察である博多警察署にも被害申告している。

同社では今後、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策および監視体制の強化を行い、再発防止を図るとのこと。

《ScanNetSecurity》

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