パラマウントベッド従業員の仮想デスクトップ環境がウイルス感染、過去のやりとりを装った不審メールを確認 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

パラマウントベッド従業員の仮想デスクトップ環境がウイルス感染、過去のやりとりを装った不審メールを確認

パラマウントベッド株式会社は6月15日、同社の従業員が利用する仮想デスクトップ環境のウイルスに感染について発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 3 枚 拡大写真
 パラマウントベッド株式会社は6月15日、同社の従業員が利用する仮想デスクトップ環境のウイルスに感染について発表した。

 同社によると、同社従業員が業務用に利用する1台の仮想デスクトップ環境がウイルス感染し、当該従業員と過去にやり取りしたメールを流用した第三者からの不審メールが数件、発信されている事実を確認しており、社外関係者のメールアドレス及びメール本文が外部流出した可能性がある。

 同社によると不審メールの体裁は以下の通りで、不審メールの添付ファイルや本文中に記載のURLにアクセスすることでウイルス感染の恐れがあり、不審メールを受信した場合は、添付ファイルやURLを開かずに削除するよう呼びかけている。また、当該メールの差出人は同社従業員名では無かったが、念のため、同社従業員からのメールについては送信元のメールアドレスを確認するよう注意を促している。

件名:RE:(過去にやり取りしたメール件名)
メール本文:英文及び文字化け。文字化け部分に引用したメールに関係するメールアドレスが読み取れる状況。

 同社では既に、メールアドレスやメール本文が流出した可能性のある顧客には別途、連絡を行うとともに、個人情報保護委員会へ報告と相談を行い、二次被害や拡散防止に努めている。

 同社では今後、情報セキュリティ体制と社員教育を一層強化・徹底し、再発防止に努めるとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop