ThroughTek 製 P2P SDK に重要な情報の平文での送信の脆弱性
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月16日、ThroughTek 製 P2P SDK に重要な情報の平文での送信の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
・P2P Software Development Kit(SDK)の以下のバージョンが影響を受けます。
v3.1.5 およびそれ以前
nossl タグが付いた SDK のバージョン
IOTC への接続に AuthKey を使用していないデバイスのファームウェア
DTLS を有効にしないで AVAPI モジュールを使用するデバイスのファームウェア
P2PTunnel または RDT モジュールを使用するデバイスのファームウェア
ThroughTek 社製の開発キットで、インターネット経由でオーディオストリームやビデオストリームにアクセスするための機能を提供する P2P Software Development Kit(SDK)には、組み込まれたデバイスと同社のサーバ間で転送されるデータが十分に保護されない、重要な情報の平文での送信の脆弱性が存在する。
想定される影響としては、遠隔の第三者によってカメラ映像などの機微な情報にアクセスされる可能性がある。
SDK が v3.1.10 より前の場合、開発者はライブラリを v3.3.1.0 または v3.4.2.0 にアップグレードした上で、Authkey と DTLS を有効にすることを推奨している。
《ScanNetSecurity》