「クラウド利用でインフラ費用 2 倍」クラウドコンピューティングの不都合な真実 | ScanNetSecurity
2026.09.05(土)

「クラウド利用でインフラ費用 2 倍」クラウドコンピューティングの不都合な真実

シリコンバレーを拠点に活動するベンチャーキャピタル会社のアンドリーセン・ホロウィッツは、「大規模な運用を行っている場合、クラウドのコストによってインフラ費用は少なくとも 2 倍になる可能性がある」と提言する論文を掲載した。

国際 TheRegister
クラウドコンピューティングの不都合な真実「クラウド利用でインフラ費用が 2 倍に」
クラウドコンピューティングの不都合な真実「クラウド利用でインフラ費用が 2 倍に」 全 1 枚 拡大写真
 シリコンバレーを拠点に活動するベンチャーキャピタル会社のアンドリーセン・ホロウィッツは、「大規模な運用を行っている場合、クラウドのコストによってインフラ費用は少なくとも 2 倍になる可能性がある」と提言する論文を掲載した。

 論文の内容は、サラ・ワン氏とマルティン・カサード氏が共同で調査したもので、クラウドコンピューティングの不都合な真実に基づいている。それは、多くの補足事項はあるものの、計算リソースをサードパーティから時間単位で購入すると、本質的には自社でインフラを購入するよりもコストがかかるというものだ。

 原価の観点からクラウドコンピューティングを支持する議論の一つに、オンデマンドでのスケーリングを持ち出すものがある。ピーク時の負荷に対応するために十分なハードウェアを所有する必要に迫られながらも、それ以外の時間帯にはハードウェアの大半をアイドル状態にしておかなければならない運用方法と、オンデマンドスケーリングは対照的だ。そして、パブリッククラウド事業者が持つ巨大なスケールを利用することで、ハードウェアの購入や保守の効率性は他社の追随を許さないものになると言う。

クラウドは「インフラ費用の増加」につながる

 これらの要因にもかかわらず、ワン氏とカサード氏は、「現在クラウドインフラを利用しているパブリックソフトウェア企業のうち上位 50 社では、インフラを自社で運用する場合と比較して、クラウドが利益率に与える影響により、推定 1,000 億ドルの市場価値が失われている」と主張した。

 また、すべての上場企業に拡大した場合、その影響額は 5,000 億ドルを超える可能性があると推定している。

《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 学生による不適切な行い「患者様を特定できる情報が映ってはいなかったものの SNS に投稿する行為は医療従事者として極めて不適切」京都府立医科大学

    学生による不適切な行い「患者様を特定できる情報が映ってはいなかったものの SNS に投稿する行為は医療従事者として極めて不適切」京都府立医科大学

  2. 日本交通への不正アクセス、保有ファイルの一部が外部流出

    日本交通への不正アクセス、保有ファイルの一部が外部流出

  3. 停職 30 日の処分 ~ 医療従事者が患者の入院の事実と病状を示唆する内容を発言

    停職 30 日の処分 ~ 医療従事者が患者の入院の事実と病状を示唆する内容を発言

  4. 看護師が患者のカルテ画像を SNS に投稿

    看護師が患者のカルテ画像を SNS に投稿

  5. 医師が診察室内で撮影した写真を SNS に投稿、患者の個人情報が判別可能な状態で拡散

    医師が診察室内で撮影した写真を SNS に投稿、患者の個人情報が判別可能な状態で拡散

ランキングをもっと見る
PageTop