Apache Tomcatにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性、アップデートを公開
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月15日、Apache Tomcatにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
Apache Tomcat 10.1.0-M1から10.1.0-M5までのバージョン
Apache Tomcat 10.0.0-M10から10.0.11までのバージョン
Apache Tomcat 9.0.40から9.0.53までのバージョン
Apache Tomcat 8.5.60から8.5.71までのバージョン
The Apache Software FoundationのApache Tomcatには、HTTPアップグレード接続のメトリクスを収集するために導入されているオブジェクトがWebSocket接続が閉じられても解放されずにメモリリークが発生し、時間経過によりOutOfMemoryErrorとなる可能性があり、遠隔の第三者によってWebSocket通信の接続と切断を繰り返されることで、サービス運用妨害(DoS)状態にされる可能性がある。
The Apache Software Foundationでは、Apache Tomcatの脆弱性に対するアップデートを公開しており、JVNでは最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《ScanNetSecurity》