公安調査庁は3月8日、経済安全保障特別調査室及びサイバー特別調査室の立ち上げなど、今後の情報収集・分析機能強化に向けた取組方針等について発表した。
同庁によると、サイバー空間を介した攻撃等による機微技術・データ等の流出や重要インフラへの被害の発生等の現実的な脅威の増大を受け、2022年4月にサイバー特別調査室を立ち上げるという。
同庁及び全国の各局・事務所はサイバー特別調査室の下で、サイバー攻撃の脅威主体や予兆等に関する情報収集・分析を強化し、関係機関への一層の情報提供や情報発信に努める。
また同庁では、サイバー攻撃による被害防止のための情報発信の取組の一環として一昨年からパンフレット「サイバー空間における脅威の概況」を作成しているが、3月中に2022年版を発刊予定。