独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月22日、Tornado におけるオープンリダイレクトの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ラックの山根将司氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Tornado バージョン 6.3.1 およびそれ以前
tornadoweb が提供する Tornado には、特定の設定を行っている場合にオープンリダイレクトが発生する脆弱性が存在し、当該製品を使用しているサイトのユーザが細工された URL にアクセスすることで、任意のウェブサイトにリダイレクトされ、フィッシングなどの被害にあう可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。なお、当該脆弱性は Tornado バージョン 6.3.2 で修正されている。